
2017/07/05
皆さん、こんにちは。
今年の冬は暖かかったですね、二月までは。しかし、すんなり一本調子にいかないところが自然界の厳しさといいますか、三月になったらいっぺんに寒くなってしまいました。なんか二月と三月が逆転してしまったような気候でした。でも、やはり暖冬の影響で、桜の開花は例年より早くなるようです。先月頃よくテレビの天気予報などで、“冬眠打破?”ということばを耳にしました。西日本など、冬があまり暖かすぎても、植物の開花はかえって遅くなる。冬にははっきりした寒さがないと、植物もメリハリが効かなく呆けてしまう。というような意味だったと思いますが、やはり自然界は、目先の環境にかんたんに左右されるようなものではないと偉大さを感じた次第です。
さて、今回は昨年の暮れごろの新聞コラムをご紹介したいと思います。
明治初期、ウィリアム・ディクソンという英国人が来日し、工部大学校の教師を務めた。彼の記録には街の人力車夫の話も出てくる。
一人が坂を懸命に登っていると、もう一人が駆けつけて後ろから押してやる・・・。見知らぬ車夫同士でも助け合う光景をしばしば見たとか。ある宣教師が車夫にうやうやしく声をかけられ、家まで送ってもらって財布を取り出すと、車夫は「お気になさらず」と答えた。
友人がこの宣教師に病気を治療してもらった。それでささやかなお礼をしたかったと車夫は述べて、立ち去ったそうだ。(渡辺京二『逝きし世の面影』より)。同じころ来日した米国人モースは日本人の「善徳と品性」をたたえたが、ディクソンが記した車夫たちの姿もそんなよき品性の表れといえようか。
現代と比べるべくもなく、当時は貧しい暮らしだったろう。でも、名もない人々が示した心意気は、今の時代から見ればきらりとした光を放つかのようだ。今年の流行語大賞の一つに「品格」が選ばれたが、これも昨今、品性や品格を疑わせる出来事が相次いでいることの裏返しだろう。
官製談合で宮崎県知事も辞任に追い込まれた。今年三人目の知事辞任で、今回の事件も知事の関与が問われる。一方で「やらせ」が発覚したタウンミーティング。過剰な要員の配置や東京・静岡間のハイヤー契約など、とんでもない無駄遣いまで分かった。欲得や常識はずれが跋扈(ばっこ)する今の世である。
見知らぬ人を手助けする、損得抜きで礼を示す。車夫たちの姿がまぶしく映る。
以上です。
その後の選挙で、タレントのそのまんま東さんが宮崎県知事に当選されましたね。なんのしがらみもないところがきっと一番の当選理由だったと思います。品格はどうかまだわかりませんが、、結構頑張ってやっておられる様子で、期待が持てそうです。最近のニュースでは、六ヵ国協議での北朝鮮の横柄なふてぶてしい態度に腹がたちます。品格の対極を行っている感じです。どうして、犯罪国家の悪事を止めさせる代償に援助しなければならないのか、まったく割の合わない、一般常識では考えられない話の気がしますが・・・。国家間は本当に難しいですね。
いよいよこれから春本番です。暖かくなって、仕事に遊びに農作業等々に忙しくなってまいりますが、お互い健康に留意しながら、できる範囲の品格を保って頑張ってまいりましょう。
