
2021/09/24
また暑い夏がやってきました。今年は、マスクを昼間は常時しているため息苦しさが倍増です。寒いうちは苦にならなかったというか、かえって暖かく、風邪予防にもなってよかったのですが、夏のマスクはキツイですね。しかし、ワクチン接種までは感染予防のため真夏でもマスクは外せません。
この新型コロナウィルスは、自然発生なのか人為的なものなのかはっきりしていませんが、中国の研究所から漏れた人為的なものだとしたら、全世界を不幸と混乱に陥れた大大罪です。テロではないにしろ、そのようなウィルスを作った時点でテロ行為です。戦争中もそれ以後も、細菌兵器などの開発が密かに行われているような話が時折流れてきますが恐ろしいことですね。
今回は、日本がそんな毒ガステロに襲われた地下鉄サリン事件についてのコラムがありましたのでご紹介したいと思います。
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1995年3月20日午前8時、世界で見ても未曽有のテロである、地下鉄サリン事件が発生した日です。現在、車内アナウンスで「不審物を見つけたら触らず、係員にお知らせください」と言われるのは、事件当時、乗客がとっさに発生源のポリ袋をホームに蹴り飛ばし、被害が広まってしまったことが教訓とされています。
今でこそサリンと言えば毒ガスの代名詞となりましたが、当時は救急隊のデータにもなく、テロとして想定されるものといえば「爆弾テロ」。発生当時は一体これが事故なのか事件なのかも分かりませんでした。
大パニックとなる中で、松本サリン事件に携わった経験から信州大学医学部附属病院の柳澤信夫氏が毒ガスをサリンと特定。これにより聖路加国際病院はPAMでの治療を決断できたといいます。しかし患者640人に対し、PAMは10数本の在庫しかありませんでした。
解毒剤となるPAM(有機リン系薬剤中毒の中和剤)は、ほとんど使うことがない薬なので作れば作るほど赤字になります。しかし住友製薬は、住友化学が有機リン系農薬を作っているため、解毒剤のPAMを作るのはグループ会社の義務だと赤字覚悟で作っていました。そしてこの企業精神こそが、多くの人命を救うことになったのです。
発生当時、愛知本社に在庫はありませんでしたが、社員は新幹線を乗り継ぎ、各支店からPAMを受け取りながら東京へ。発注から3時間半でPAMを届けることに成功しました。
また、聖路加国際病院が640人もの緊急患者を受け入れることができたのは、当時83歳だった院長・日野原重明氏(享年105)の決断です。氏は軍医経験者で、大空襲の際に大量の怪我人を収容すらできず、死にゆく人たちを見て「戦争や大災害に対応できる病院を作ろう」と心に誓ったといいます。国民を守るための防御態勢が整ったスウェーデンやスイスといった中立国の病院を視察し、緊急時にたくさんの患者さんを収容できるように廊下やラウンジ、待合室などを広く作り、どこでも適切な救急処置ができるように病院中の壁やチャペルにも配管をめぐらせました。だからこそ、「640人、全部受け入れられる」という判断が即座にできたと氏は語っています。そして事件前は過剰投資だと散々批判を受けたことも、語っています。
「命にまつわる備えを、無駄と切り捨てない精神」が多くの命を救いました。原爆、大震災、毒ガステロ、・・・世界でも類を見ない悲劇を経験した日本ですが、今、そのことを意識する人は少ないのではないでしょうか。「コストカット」が叫ばれて久しいですが、この数十年、値切りの境界線を越えて、この国が一番コストカットしてきてしまったのは「いのち」なのかもしれません。
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以上です。
突然ですが、この度、私、竹腰鋭司は、6月末日を持ちまして社長を退き、会長に就任致しました。社長在任中は、大変ご支援、ご愛顧頂き誠に有り難うございました。尚、後任の社長には、渡邉秀樹が就任致しましたので、私同様のご厚情賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
どうか、コロナにも暑い夏にも負けないよう、健康一番で楽しくお過ごし下さい。
